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THE ELEMENTS/JOE HENDERSON

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前回ジョー・ヘンダーソンが参加したアルバムを紹介したという事もあり、今回はジョー・ヘンダーソンの1973年録音のアルバム「THE ELEMENTS」です。これはブルーノートを離れ、マイルストーン専属だった頃の一枚です。参加メンバーにはアリス・コルトレーン、チャーリー・ヘイデンがおり、一筋縄ではいかなそうな雰囲気が早くもプンプンします。
 収録曲は全4曲で、タイトルは「FIRE」「AIR」「WATER」「EARTH」。どうですか、手抜きだか大マジメだかは不明です。曲を聴くとタイトルと合っているかは「うーん」とうなってしまいますが、おそらく大マジメにつけたのでしょう。全体の印象は、大雑把に言うとファンク・アフロ・インド・サイケ(?)・スピリチュアル・ドロドロといったところでしょうか。さすがアリス、ピアノ・ハープは勿論タンブーラやハーモニウムといった飛び道具も使っています。スピリチュアルなジャズが好きな方には気に入ってもらえるでしょうが、ブルーノート時代をこよなく愛するジョー・ヘンダーソンファンにはおそらく総スカンを喰らうでしょう。
 しかし時代を感じますね。70年代のジャズは現在あまり顧みられる事が少ないですが、探すとなかなか面白い物に出くわします。ちなみに1970年録音のアリスのアルバム「PTAH, THE EL DAOUD」(ジャケットがスゴイ)にファロア・サンダースと共に参加しています(それもまた恐ろしい組み合わせですね)。このアルバムもいずれ紹介したいと思います。

 
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23:02 | jazz | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

POINT OF DEPARTURE/ANDREW HILL

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 今回はアンドリュー・ヒルの「POINT OF DEPARTURE(離心点)」です。といっても私がよく聴いていたのは一曲目の「REFUGE」なので、この曲に絞って書きたいと思います。ヒルを知らない、もしくは名前しか知らないという方のために説明しますと、彼はハイチ出身のピアニスト/コンポーザーで、新主流派/フリー系に属すると目されています。ブルーノートレーベルのアルフレッド・ライオンに認められ初リーダーアルバムを作ったのは1963年、ライオンはヒルの事がよほど気に入ったようで、デビューして5ヶ月の間に4枚ものアルバムを作ったそうです。このアルバムは1964年、つまり彼にとってごく初期の作品という事になりますが、ユニークなメロディとインプロヴィゼイションは既に完成されたスタイルを持っている印象を受けます。
 さて、「REFUGE」です。この曲はトランペット・アルトサックス・テナーサックス+リズムセクションという編成の演奏ですが、まずテーマでの管楽器の絡みがカッコ良く、いきなり引き込まれます。テーマの後に飛び出す風変わりなピアノソロはよく引き合いに出されるセロニアス・モンクを連想させますが、独自性も感じられます。
 しかしこの曲の主役は、ピアノソロの後「もうオレ待ちきれないッス」と言わんばかりにアブストラクトなフレーズをまき散らすエリック・ドルフィーでしょう。彼のソロは個性が強すぎるためワンパターンな感じはありますが、やはりこのテンションの高さ、フリーに行くか行かないのかのギリギリの緊張感、ビートに対する食い付き・音の立ち上がりの速さはいつ聴いても凄いです。
次に出てくるトランペットのケニー・ドーハムはこのメンバーの中では若干タイプの違うプレイヤーですが、おそらくテナーのジョー・ヘンダーソン繋がりなのでしょう(ジョーはドーハムに見いだされてレコードデビューしています)。でも意外といっては失礼ですが違和感なく溶け込んでいます。新主流派の若手達に比べるとスリルには欠けますが、翳りのある音色で存在感を示しています。
 その後のリチャード・デイヴィスのベースソロでは、プレイも良いですが、もう少し後に吹くはずのアンサンブルのパートを、ドルフィーが勘違いしてフライング吹きしてしまう部分もあり楽しめます。
 次のトニー・ウィリアムスのドラムソロは、他のドラマーとは全く違うコンセプトで斬新ですが、個人的にはもっと大暴れしてほしいところです。しかも同じ年のマイルス・クインテットの「FOUR&MORE」でのソロとほとんど一緒です。
 しかし、その後のジョー・ヘンダーソンのソロのバックでは、さすがトニーと言いたくなるような激しい煽りです。「うおっ、この若造やりやがったな」、と思ったかどうかは知りませんがジョーも負けじと吹きます。二人のバトルもこの曲のもう一つのハイライトです。当時のトニーの年齢は17、8。とても信じられません、凄すぎます。今回は「REFUGE」しか紹介しませんでしたが、ドルフィーとジョーがフルートを吹きあっているというなかなか珍しい演奏もあります。ただ「REFUGE」があまりにもカッコイイため、他の曲は個人的にはあまり印象に残っていません。
しかしドルフィー、ジョー、トニーが共演しているレコードなんて他にあるのでしょうか。知っている方がいらっしゃれば是非教えてください。私はCD店でこのアルバムをふと手にし、ジャケットに書かれているメンバーを見て軽いめまいを覚えました。そして一目散にカウンターまで持って行き「こ、これ下さい」と思わず言っていました(大袈裟)。
 
 
 
22:51 | jazz | comments (4) | trackbacks (1) | page top↑

TRAILBLAZER/IKE TURNER'S KINGS OF RHYTHM

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 前回のアルバート・アイラーも濃かったですが、今回はまた違う濃さ全開のアイク・ターナーです。アイクといえばアイク&ティナとしての活動で有名ですが、それ以前よりセッション・ミュージシャンとして、またキングズ・オブ・リズムというバンドを率いて大暴れしていました。ロックンロール第一号といわれる「ロケット88」はジャッキー・ブレンストン名義のレコードですが、この人はキングズ・オブ・リズムのメンバーですし、実質的にはアイクのレコードと言って良いと思います。
 このCDには四組の人とグループが登場しますが、バックは全てキングズ・オブ・リズム。暑苦しいジャケット写真ですが、その中でもひときわやばそうな顔とポーズのギタリストがアイク親分です。実際のプレイも見た目からの期待にたがわぬ凶暴ぶり。空間を荒々しく切り裂くような鋭角的な音色とフレージングでトレモロもぐわんぐわんかけています。1956~57年にかけての録音ですが、この時代にこれだけ過激なギターを弾く人がいたとは、という感じです。同時代でこの人に匹敵するギタリストというと、私にはミッキー・ベイカーぐらいしか思い浮かびません。ギターだけではなく、ヴォーカル(ドゥーワップ風のものもある)やブリブリのサックスも素晴らしく、ジャンプ・R&B好きな私にはたまりません。曲調もアップテンポからミディアム、バラード、ノヴェルティ調まで様々ですが、中でもアルバムタイトル曲はムード・テナー寸前のラテン風インストで面白バカバカしさ満点です。
 このアルバムは輸入盤で今は廃盤になっていると思いますが、中古CD店で最近見かけたので、探せば見つかるかもしれません。また、この時代のアイクの演奏は色々な編集盤が出ているようです。とにかく、コテコテ・ゴリゴリな音楽が好きな方には絶対聞いてほしいこの時代のアイク・ターナーです
08:11 | R&B | comments (2) | trackbacks (0) | page top↑
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