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「DONALD BYRD AT THE HALF NOTE CAFE Vol.1」

 ドナルド・バードが1960年にニューヨークのジャズ・クラブ「ハーフ・ノート」に出演した時のライヴ盤です。当時バードは白人バリトン・サックス奏者ペッパー・アダムスと組んで活動していました。私は、レニー・トリスターノなど一部の例外を除き、あまり白人のジャズマンに興味がなかったのでペッパー・アダムスの演奏は今回初めて聴いたのですが、あまりファンキー色は強くないもののよく歌っており、最初聴いた時はバードよりも印象に残りました。

 何度か聴いていると、端正なところが逆にスリルに乏しい気もしないではありませんが、たまにはこういう演奏も良いなと思いもっと他の演奏も聴いてみたくなりました。

 ペッパー・アダムスの話ばかりになってしまいましたが、リーダーであるバードも4曲目のバラードでは、この曲ではアダムスが抜けていることもありほとんど一人舞台といった感じで切々と吹いています。

 ちなみに他のメンバーはピアノがデューク・ピアソン、ベースがレイモン・ジャクソン(恥ずかしながら初めて聞く名前です)、ドラムがレックス・ハンフリーズです。

 
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23:52 | jazz | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

お詫びと訂正です

 前回のディジー・ガレスピーの「champ」の紹介分中、テナー・サックスのバド・ジョンソンについての説明で、彼のことを妹のエラ・ジョンソンの歌をフューチャーして人気のあったバンド・リーダー、サックス奏者でジャンプ系ではとても有名な人、と紹介しましたが、それはバディ・ジョンソンのことでした。よく確認せず曖昧な記憶によって間違った情報を書いてしまい、読んで下さった方々に深くお詫び申し上げます。
23:37 | jazz | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

今日の一曲「the champ」DIZZY GILLESPIE/アルバム「THE CHAMP」より

 ディジー・ガレスピーが1951、52年に自身のレーベル「Dee-Gee(ディー・ジー)」に吹き込んだアルバム(後にSAVOYレーベルに権利を売却)のタイトル曲です。

 この曲に参加しているメンバー中、有名なところではJ.J.ジョンソン、アート・ブレイキー、パーシー・ヒースの名前が見られます。また、この曲にクレジットはありませんがミルト・ジャクソンも参加しているようです。ちなみに他の曲では若き日のコルトレーンやウィントン・ケリー、ケニー・バレルも参加しています。

 このアルバムには、ガレスピーのオリジナルの他にスタンダードや「キャラバン」、ラテン・ジャズ(キューバップでしたか)など色々なタイプの曲が収録されています(モロにバップという感じの曲はほとんど無く、ヴォーカル入りのものもあります)が、この「チャンプ」という曲はジャズというよりかなりジャンプに近い演奏です。

 と書くとジャズ・ファンからは見向きもされないでしょうが、ガレスピーは戦前はラッキー・ミリンダー楽団というジャンプ・バンドなどに在籍していたこともあるのでなんら不思議はありません。そもそも戦前まではジャズも大衆音楽だったわけで、その時代にデビューしたガレスピーにとってはこういう演奏もごく自然なことだと思います。

 私としては40年代半ばの有名なミュージクラフト盤も良いのですが、戦前のテディ・ヒル楽団やラッキー・ミリンダー楽団でのガレスピーの方が好きだったので、この「チャンプ」は一発で大好きになりました。
 ガレスピーのプレイ自体はそんなにジャンプしているわけでもないのですが、バド・ジョンソン(妹のエラ・ジョンソンの歌をフューチャーして人気のあったバンド・リーダー、サックス奏者でジャンプ系ではとても有名な人)のホンク・テナーとブレイキーの迫力あるドラムが素晴らしいです。ブレイキーがAPOLLOやSAVOYなどのレーベルでの数々のジャンプ・ミュージックのセッションに参加していればなあ、とつい思ってしまいました。ソロのバックで鳴っている管楽器のリフも、いかにもジャンプという感じで気持ち良いです。

 ガレスピーといえば勿論パーカーらと共にビ・バップを完成させた人として有名な人ですが、逆に言うと一般的にはその面でしか評価されておらず、この手の演奏はほとんど黙殺されているような気がしてとても残念です。ジャズ・ファンというよりはジャンプ・ファン、ブラック・ミュージック・ファンにオススメしたい曲ですね。
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00:44 | jazz | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
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