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FRIGHT OF i/DAVID S. WARE

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 デヴィッド・S・ウェア1992年発表(録音は1991年)のアルバムです。この人は1949年生まれ。70年代にセシル・テイラーやアンドリュー・シリルのグループで活躍したものの、80年代は目立った活動をしていなかったようです。90年代に入りこのアルバムをDIWレーベルから発表したのを皮切りに、年に1枚位のペースでアルバムを出していきますが、全てマイナーレーベルからのリリースでした。しかし1998、2000年に米コロンビアというメジャー会社からアルバムをリリースしました。これには当時コロンビアのジャズ部門でスーパーヴァイザーを務めていたブランフォード・マルサリスの強い後押しがあったそうです。しかしブランフォードがコロンビアのスーパーヴァイザーを辞め、その後のウェアのアルバムはまたマイナーレーベルからのリリースになっているようです。
 このアルバムには全6曲が収録されていますが、「there will never be another you」、「yesterdays」とフリージャズのアルバムにしては珍しくスタンダードが入っています。あと1曲「sad eyes」というバラードがありますが、不勉強のためスタンダード・ナンバーかどうかは分かりません(作曲者はA.Jones)。知っている方がいらっしゃれば是非教えて頂きたいです。ちなみに残りの3曲はウェア自身のオリジナルです。
 このアルバムの編成はウェアのts、マシュー・シップのp、ウィリアム・パーカーのb、マーク・エドワーズのdrというワン・ホーン・カルテットです。私はこのアルバムを含め彼のアルバムを7枚(と言っても自分で買ったのはこれだけですが)持っていますが、よほど気に入っているみたいで全てこの編成です。しかもドラム以外同じメンバーです。ちなみに私の持っている7枚の内ドラマーは4人代わっています。
 それはともかく、フリージャズでピアノをグループに常に入れているというのは珍しいですが、これは彼の音楽にスピリチュアルな要素が強い事と関係があるのかなと思います。マシュー・シップの名前はウェアのアルバムで初めて知りましたが、セシル・テイラーのような過激なタイプではなく、デイヴ・バレル(60~70年代にアーチー・シェップのグループで活躍)あたりに近いように思います。また、マッコイやハンコックの影響も感じられます。
 リーダーのウェアは物凄いパワーで吹きまくるプレイで有名ですが、正直このアルバムでは少しおとなしい気がします(あくまで彼にしては、という事ですが)。バラードが多いのも大きな理由のひとつですが、全体的に不完全燃焼な感じがします。私が持っている他のアルバムでは、テーマの後は集団即興になだれ込むというフリージャズではよくあるパターンの演奏が多いですが、このアルバムは違います。オリジナル曲は、ほぼ一定のリズムをバックにしたモード的な曲(曲調としては大好きなタイプなんですけどね)だったり、どんどん展開が変わる複雑な構成の曲だったりと、結構考えて作ったのではないかと想像します。しかし逆にそれがパワーを弱めているような気がします。ドラムが弱いのも気になるところです。
 というわけでイマイチ歯切れの悪いアルバム紹介になってしまいましたが、過激な演奏が聴きたいという方には「CRYPTOLOGY」をオススメします。これはスゴイです。爆裂サックスが聴けます。あと、スピリチュアルな演奏が好きな方には「GODSPELIZED」が良いと思います。
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