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PTAH, THE EL DAOUD/ALICE COLTRANE

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前回、いずれ紹介しますと言っていたジョー・ヘンダーソン、アリス・コルトレ-ン、ファロア・サンダースが、三つ巴で組んずほぐれつ絡み合う(?)1970年録音のこのアルバムを取り上げます。まずジャケットがスゴイですね。キテます。とてもジャズのアルバムには見えません。このジャケットを見て買おうと思う人はあまりいないと思いますが、私はジャケ買いしました(悪趣味?)。
 各曲のタイトルは「Ptah, The El Daoud」「Turiya And Ramakrishna」「Blue Nile」「Mantra」。んー、なんとコメントしたらよいのでしょう。これまたジャズの曲のタイトルとは思えません。まあ私は、この人(に限らずモード/フリー系の人達)の音楽はジャズというよりもアメリカ合衆国内のマイノリティとしてのアフロ・アメリカンによる民族音楽というようなイメージでとらえているので、そこがたまらなく興味をそそられるところです。
 さて肝心の中身の方ですが、アリスの他のアルバム同様、ジョンのスピリチュアルな部分をより強く押しだしたような印象を受けます。全曲比較的テンポが遅めなので特にそういう感じがするのでしょう。インプロヴィゼイションよりも全体のムードに浸るという聴き方を私はしています。とは言え、ジョーとファロアのソロはさすが聴き応えがあります。ファロアというとフリークトーンをまき散らすイメージが強いですが、アリスとの共演盤ではどれも割とメロディックに吹いていますので、フリージャズが苦手の方にも聴きやすいのではないかと思います。対するジョーはファロアほどではありませんが、フリーっぽいフレーズも時々かましてくれ、私などはニヤッとしてしまいます。
 リーダーのアリスのプレイですが、前々から私は、コンポーザーとしては大好きだけどプレイヤーとしてはどうなの?と思っていました。しかし、「Turiya And Ramakrishna」(ピアノトリオでの演奏)ではタメの利いたブルージーなプレイでなかなか聴かせます。「Blue Nile」ではお馴染み?のハープ演奏が聴かれます。これはブルース形式の曲なのですが、フルート二本+ハープ+ベース・ドラムという変則(変態?)的な編成でブルースっぽく聞こえないところが面白いです。
 全体的にコルトレーン色が強いので二番煎じ的なイメージを持たれるかもしれませんが、サックス奏者とピアニストとの違いからかメロディの作り方に個性の違いが感じられます。サックスのメロディが主のコルトレーンとベースリフやピアノの低音を効果的に用いるアリス、というところでしょうか。ベースやピアノの低音が好きな私にはアリスの書く曲はとても魅力的です。この点をもっと評価されてもいいのに、と思うのは私だけでしょうか。
とは言っても実はこのアルバムではコンポーザーとしてのアリスの実力はあまり発揮されていません(ココまで書いてそりゃないだろ、とツッコミを入れたくなるのは分かりますが、このアルバムは一応ジョー・ヘンダーソンつながりという事で紹介したので)。コンポーザーとしての魅力が全開フルスロットルしているのは同じ1970年録音の「JOURNEY IN SATCHIDANANDA」(これまた何というタイトル)です。ここまで書いた勢いでこのアルバムも紹介してやれ、と思いましたがあまりにも長くなってしまい、最後までこの大名盤の紹介文を読んでもらえなくなりそうなので次回に続きとします(勿体ぶってすいません)。
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15:00 | jazz | comments (2) | trackbacks (1) | page top↑
JOURNEY IN SATCHIDANANDA /ALICE COLTRANE | top | THE ELEMENTS/JOE HENDERSON

Comments

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こんばんは~。このジャケは…ブラックサバス…アリスの文字がでかけりゃアリスクーパー?アリスってイっちゃてたのかな~?旦那のバンドではけっこう普通に弾いてたけどねー。さすがに聴いてみたいです!
by: le age | 2006/07/07 23:05 | URL [編集] | page top↑
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le age さん、コメントありがとうございます。この頃のアリスは神秘主義というか、スピリチュアルなものにかなり傾倒していたみたいですね。コルトレーンもインドやアフリカなどに関心が高かったので、彼の死後その遺志を継ごうという思いが強すぎてこんなになっちゃったのかもしれませんね。でもこの時代はスピリチュアルなジャズ・アルバムが割と出ていたので、同時代のアフロ・アメリカンの一部の人々には共感できるものがあったということなのでしょう。日本人には分かりにくいものなのでしょうが、私は理屈抜きに気持ちよく聴いています。ゴスペルも自然に感動して聴けるので、生理的にスピリチュアルなものを受け入れられるタイプなのでしょう。
by: おみや | 2006/07/08 23:43 | URL [編集] | page top↑

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