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JOURNEY IN SATCHIDANANDA /ALICE COLTRANE

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 前回の続きという事でこのアルバムを紹介します。これは私が最初に聴いたアリス・コルトレーンのアルバムです。以前よりジョン・コルトレーンの「Spiritual」(「LIVE AT THE VILLEGE VANGUARD」に収録)や「A LOVE SUPREME」などのスピリチュアルな演奏に惹かれ、そのつながりからファロア・サンダース(「KARMA」など)も大好きになりました。そしてある日CDショップでこのCDを見つけファロア・サンダースの名前と摩訶不思議なアルバムタイトルにグッときて迷わず即買いました。
 全5曲の内スタジオ録音が4曲、ラストの曲のみライヴ録音でメンバーも若干違います。最初の曲は、セシル・マクビーのカッコいいベースリフとそのバックで流れるタンブーラ(インド音楽で、ビヨーン・ミヤーンと鳴り続けるいかにもインドな低音楽器)の妖しい響きで幕が開き、これからどうなるんだと期待感がいやが上にも高まったところでアリスの必殺ハープが急上昇フレーズを繰り出し、試合開始早々延髄切りを喰らわされます。ジャズとハープって全く合わないような気がするのですが、なぜかこの人の音楽では違和感が無いのが何とも不思議です。それはともかく、最初のショックからやっと立ち直ったと思う間もなく、ファロアのソプラノサックスがフワーっと離陸してくるところで2度目のダウンです。ここでのファロアのモーダルでメロディックなフレーズは、まさにコルトレーン直系のストロングスタイルです。そして、イントロでは弾き足りなかったわ、とばかりにアリスのハープソロが後に続きます。ソロの内容はメロディがどうの、というよりとにかく弾きまくるハープ版シーツ・オブ・サウンド、といったところでしょうか。
 2~4曲目も基本的にはほぼ同じスタイルの演奏です。ベースリフはどれもカッコよく、マクビーのグルーヴ感も最高です。ファロアは珍しく全曲(ラストの曲も含め)ソプラノを吹いていますが、フリーキーなフレーズはほとんど出てきません。4曲目でのアリスのピアノとのバトルはコルトレーンとマッコイのコンビを思い起こさせます(何せタイトルが「Something About John Coltrane」ですから)。ちなみにドラムスはラシッド・アリです。
 ラストの曲はタンブーラとパーカッション奏者が抜け、代わり?にウード(アラブの弦楽器。琵琶の先祖に当たるそうで、形もよく似ています)奏者が入り、ベースはチャーリー・ヘイデンに代わります。11分を超える演奏で、曲調がおとなしめということもあり、少し冗長な感もあります。チャーリー・ヘイデンの音がほとんど聞こえないのも残念です。しかしなかなか面白い試みなので、この時の他の演奏記録が残っていたら是非聴いてみたいです。
 私は民族音楽の要素を取り入れたジャズが大好きですが、その中でもこのアルバムはジョン・コルトレーンの「OLE!」と双璧をなす成功作だと思っています。ジャケットにFeaturing PHAROAH SANDERSとあるように、このアルバムはアリスとファロアの共同作業だからこそ生まれた大傑作と言えるでしょう。
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20:27 | jazz | comments (2) | trackbacks (2) | page top↑
WOODWINDS/YUSEF LATEEF and RALPH M. JONES Ⅲ | top | PTAH, THE EL DAOUD/ALICE COLTRANE

Comments

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こんばんは。僕のブログへのコメント、TBありがとうございました。

コルトレーンの「LOVE SUPREME」は大好きでよく聴いてたんですが、アリスの名前はサンタナのアルバムを聴くまで知りませんでした。なんか良さそうですね。機会があったら聴いてみます。
by: shintan | 2006/07/22 23:06 | URL [編集] | page top↑
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shintan さん、コメント&TBありがとうございます。アリスはマッコイ・タイナー脱退後のコルトレーングループに入り、1966年の来日公演にも参加しています。ファロア・サンダースとはコルトレーングループでの同僚です。アリスに関してはコルトレーングループの時より自分のアルバムの方がはるかに実力を発揮しています。ジャズファンには総スカンを喰っているようですが。でもスピリチュアルな音楽が好きなら絶対気に入って頂けると思います。
by: おみや | 2006/07/23 10:50 | URL [編集] | page top↑

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