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「MELLOW MAMA」DINAH WASHINGTON

 ダイナ・ワシントンが1945年にアポロ・レーベルに録音した12曲を全て収録したアルバムです。ダイナ・ワシントンと言えば1946年から61年まで在籍したマーキュリー・レーベルでの録音が有名ですが、これは彼女を見いだしたライオネル・ハンプトンのバンドを離れ、マーキュリーに移籍する直前の録音ということになります。
 このアルバムに収められている曲は全てジャンプ・ブルース調で、マーキュリー時代に聴かれるいわゆるジャズ・ヴォーカル的な曲はありません。

 このアルバムを取り上げるに当たって、マーキュリー時代初期の主にスタンダードを歌ったアルバムを入手して聴いてみましたが、個人的にはこのアポロ録音の方がはるかに素晴らしくこの人の持ち味に合っていると思います。彼女は当時21歳で、可愛らしさの残る声は実に魅力的です。後年ほどの貫禄はありませんが、その分大袈裟なところもなく素直な歌い方に好感が持てます。
 ただ惜しいのは、ライナーにも書かれていますが同じ様なテンポのスロー・ブルースがほとんどで、もう少しアップ・テンポの曲が聴きたいなというのが正直なところです。
 また、曲調の関係もあるとは思いますが、バックの演奏も大人しいというかもっとジャンプしてくれたらな、という感じもします。ちなみにバックにはミルト・ジャクソン、チャールズ・ミンガス、ラッキー・トンプソンというジャズ界の大物達(もちろん当時は若手ですが)が参加していますが、伴奏に徹しているし演奏時間も短いのであまり期待して聴くと肩すかしを食らうかもしれません。ただミンガスはさすが、と感じさせる部分があります。

 私はこのアルバムを聴いてヘレン・ヒュームズという、カウント・ベイシー楽団出身で後にジャンプ/R&B界で活躍した女性シンガーを思い出しましたが、個人的にはダイナにもそっちの世界でやって欲しかったなと思います。
 元々ゴスペル出身で、当時の名ジャンプ・バンドだったハンプトン楽団でデビューした位だから、そのままR&Bの世界に行くことも充分ありえたでしょうが、まあここまで歌がうまければジャズ界に行ってしまうのも仕方ないかなとは思います。

 ということで私は戦後のいわゆるジャズ・ヴォーカルにはほとんど興味がない(戦前のものは別)わけですが、何人かの例外もいます。大体そういう人はアクが強くて、ジャズ・ヴォーカル・ファンの間でも好き嫌いが分かれる場合が多いのですが、次回取り上げようと思っているシンガーもやはりそういう人です。
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